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Ruby 1.9のインストール 2007/12/29更新

Ruby 1.9をソースコードからMac OS X 10.5.1にインストールする方法を示す。

必要なファイルのダウンロード

今回、rubyのソースコードとGNU Readline Libraryをインストールする事にした。ファイルは次の場所からダウンロードした。

readlineのインストール

ターミナルで作業する。

readlineのインストール作業
$ tar zxfv readline-5.2.tar.gz
$ cd readline-5.2
$ ./configure
$ make
$ sudo make install
パスワード入力

Ruby 1.9のインストール

ターミナルで作業する。ファイルは/usr/localにインストールし、Mac OS Xのオリジナルは残しておく事にする。

Ruby 1.9のインストール
$ tar jxfv ruby-1.9.0-0.tar.bz2
$ cd ruby-1.9.0-0
$ ./configure --enable-shared --enable-pthread \
    --with-readline-dir=/usr/local
$ make
$ make test
$ sudo make install

Rubyは/usr/local以下にインストールされるので環境変数PATHの設定が必要になる。ターミナルで次のコマンドを実行し、/usr/local/binが表示されるかを確認する。

環境変数PATHの確認
$ echo $PATH

もし、上記コマンドを実行して/usr/local/binの表示がないときはviなどのテキストエディタで~/.bash_profileに次の一行を追加する。

環境変数PATHの設定
export PATH=/usr/local/bin:$PATH

パスが正しく通っているかを確認するにはRubyのバージョンをコマンドrubyにオプションvを指定し、表示する。以下に実行例を示す。

Rubyのバージョン表示
$ ruby -v
ruby 1.9.0 (2007-12-25 revision 14709) [i686-darwin9.1.0]