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MacとiPod touchをAFPとHTTPで連携 2007/12/25更新

AFPでファイルをiPod touchにファイルを転送し、httpdとSafariを使ってファイルを閲覧する方法を示す。iPod touchをJailbreakしている事が前提です。

iPod touchへのアプリケーションのインストール

次のプログラムをNetworkパッケージの中からインストールします。

私はApacheをインストールしました。

必要なアプリケーション

iPod touchアプリケーションの設定

Apacheはインストール後自動的に実行されています。HTML等のファイルの設置フォルダは/Library/WebServer/Documentsに設定されています。このフォルダはApacheの設定を変更すればどこにでも変更できます。

AFPdをインストールするとアイコンが表示され、サーバをオン・オフできます。

AFPdのアイコン

AFPdを使うには図のようにServer ActiveとBroadcast Activeを共にオンにし、Service Nameも変更しました。Service Nameは名前をタッチすればキーボードが表示されるので変更できます。

AFP Serverの設定

これでiPod touchの設定は完了です。

AFPでMacからiPod touchに接続

iPod touchの設定が完了したので、Macから接続します。iPod touchはWiFi接続されているものとします。

Finderのメニュー移動からサーバへ接続を選択します。ダイアログが表示されたら図のように管理者のユーザ名rootとiPod touchの名前を組み合わせたアドレスを入力します。

iPod touchへの接続
afp://root@iPod touchの名前/
iPod touchのアドレス入力

接続できると、図のようにパスワードの入力を促されるので自分で設定しているrootのパスワードを入力します。

rootのパスワード入力

正しく接続できると図のようにFinderのサイバーの共有にiPod touchの名前が表示され、2つの共有名が表示されます。

iPod touchの共有名

MacからiPod touchへファイル転送

インストールしたApacheは共有名iPhone Root FileSystemにあるフォルダ/Library/WebServer/Documents以下のファイルを対象にしています。このフォルダには最初、index.htmlとapache_pb.gifの2つのファイルがあり、Safariでアクセスするとindex.htmlをブラウザに送るようになっているのでindex.htmlを適当な名前に変更しておきます。

MacからiPod touchへ転送したいファイルをここ(/Library/WebServer/Documents)にコピーします。

ファイルをコピーするとファインダーでは次のように表示されます。

ファイルをコピーした

iPod touchのSafariで閲覧

ファイルをコピーできたら、iPod touchのSafariを起動し、次のどちらかのアドレスを入力します。

入力するアドレス
http://127.0.0.1/
http://localhost/

どちらかのアドレスを入力すると次のようにフォルダのファイル一覧が表示されるので、表示したいファイルをタップします。

ファイルリスト
iPod touchのSafariでの表示

PDFファイルも表示できますが、日本語フォントが正しく表示されませんでした。

正しく表示できたら、ブックマークに登録しておくといいでしょう。